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なぜお坊さんを呼ぶの?

なぜお坊さんを呼ぶの?

何とかなる

ほとんどの方がお坊さんを初めて必要とされるのは、大切な誰かを亡くされ、そのお葬儀を営む時ではないでしょうか。でもなぜお坊さんを呼ぶのかは、よく分からないのが正直なところでしょう。

大切な方を想い、その死を悼む気持ちが強ければ強いほど、お坊さんを呼べばなんとかなる、そんな気がするのではないで しょうか。

気がすむ

そのなんとかなる様な気でお坊さんを呼べば、やがて皆さんの気がすむこととなります。
この「気がすむ」ことは、やがて過去(悲嘆)にとらわれ続けることから離れ、今を生きることへとつながります。

因 果 

さらに、お坊さんを呼ばなきゃと思う気持ち(因)によってお坊さんを呼び、そのお坊さんによって仏様と、その教えに出会うこととなります(縁)。
それはやがてその教えとともに、皆様それぞれがご自分のその終わりとその先を見据えて人生を全う(果)することとなるでしょう。

つながり

お葬式をはじめ法事において、故人そして先祖からいただいた想い出に心を馳せるとき、いまの私を生み出してくれた無数のタテのつながりを感じることになるでしょう。
また、故人との縁あって参列された方々の温もりを感じたとき、この世で共に生きている事を実感します。
その様なことをそれぞれが互いに実感した 時、家庭や地域をはじめ社会全体のヨコのつながりが生まれてくるでしょう。

お坊さんの価値-自戒を込めて-

今多くの方は、お坊さんは葬式だけに関わっていると思っています。それが『葬式仏教』と言われる 要因だと思います。
これは事実私たち僧侶の多くが、『死という点』 だけにしか関わってこなかったからではな いでしょうか。
仏教とは、その死を含めてどう生きていくか、の問いかけであります。したがって『人生という線』に関わっていくものです。その教えを自ら実践しながら伝えるのがお坊さんだと思っています。
確かに大切な人の死の悲しみに立ち会うお葬式は、お坊さんのとても大切な役割です。しかしそれが『死という点』だけにしか興味がないような関わりであれば、葬儀社さんや僧侶紹介派遣会社さんがされている仕事と同じであり、たんなる儀式執行者と言わざるをえないでしょう。

仏教と皆さんの関係

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