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聞法会(TUNAMIVIORINコンサート)のお知らせ 

聞法会(TUNAMIVIORINコンサート)のお知らせ 

「TUNAMI VIOLIMコンサートの開催」

TUNAMIヴァイオリンは、東日本大震災の津波で発生した流木などから制作されました。このヴァイオリンによるコンサートを、以下の通りに浄土宗奈良教区の聞法会の中で、開催されます。
このTUNAMIヴァイオリンは、私が紹介、提案いたしました。それに師匠をはじめたくさんのお坊さんの賛同を得て、開催の運びとなりました。ありがとうございます。
私は、開催の案内に合わせて紹介文の作成を命ぜられ『TUNAMIヴァイオリン』(祈り合わせたその手で)を作成、提出いたしました。そして案内と共に配られました。

日時:平成30年7月3日(火)13:00開会(12:00受付)
場所:かしはら万葉ホール
演奏:ヴァイオリン:鄭英徳氏(広島交響楽団員)
   ピアノ:香川明徳氏(ジャズピアニスト)
参加について:希望される方はご連絡ください。

『TUNAMIヴァイオリン』
(祈り合せたその手で)
本日、奏でられるTUNAMIヴァイオリン。それは、東日本大震災で発生した津波の流木から作られました。
津波で発生した流木達は「瓦礫の山」と呼ばれ、積み上げられていました。
しかし、それを目にした中澤宗幸さんは「あれは瓦礫の山ではなく、思い出の山なのだ。あの木々はそこで生まれ、幾年もの間人々の営みを、家庭を、温かく見つめてきた。その一本一本に、歴史や思い出が詰まっている。それをヴァイオリンとして生まれ変わらせることで、木に宿った東北の故郷(ふるさと)の記憶や想い出を、音色として語り継いでいくことができるのではないか。」と考えました。
そうして瓦礫の木々のなかから“TSUNAMI VIOLIN”が製作されました。
そのヴァイオリンで、悼みと励ましを込めた音色を、千人のヴァイオリニストがリレーのように弾き継いでいくプロジェクトが始まりました。
世界各地で千の音色を奏でて、復興への想いをつなげていく。それもできるだけ長く続くようにと、決して急ぐことなく。
その音色の一つとなるのが本日の演奏です。

七年前、突如として私達がテレビで目にしたのは、人々や町を一瞬にして飲み込んでいく黒く大きな波でした。やがて波が去り、画面の中から聞えて来たのは、大切な人を探す声、慟哭、そして風の音でした。
春の訪れを楽しみにしている普通の暮らしの中で、突然奪われることになる命の儚さに、震えが止まりませんでした。
それから今日までその東北で、そしてここ奈良で、それぞれの暮らしがありました。
振り返れば、人生と言えるほどの時間が過ぎました。
一方であの日を思えば、あらためて命の儚さを感じます。
長いと言われる人生と、脆く儚い命。その二つが重なり合っているのが、今日(きょう)ではないでしょうか。

「悼みと励まし」のこもった音色の中でそれを想う時、手は自然に合わさりお念仏を称えざるをえません。
そうして「悼みと励まし」を感じた私達は、その合わせた手でこれから何をしていきましょうか。
儚い命で紡ぐ人生の中、自他の為に。
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