極楽寺ホームページ開設しました。
極楽寺ホームページ開設しました。
皆様 初めまして。
極楽寺住職の吉本正弘です。
5年前の正月、住職の祖母が亡くなりました。
そして当時自衛官であった孫の私が、仏縁をいただきました。
自衛隊では、外の世界を娑婆と言います。
その娑婆に出て、仏門をくぐって5年。
その間に住職となり、3年が過ぎました。
ご年配の先輩住職達からは、「住職三年、もの言わず。」と、ご指導をいただいておりました。
まだまだ未熟で、”信”よりも”興味”が勝っているのが正直なところ。
ですが、一人でも多くの方と共に「なむあみだぶつ」とお念仏、口に出しておとなえ(口称)できればと思います。
少しずつ、もの言いはじめます。
今日からホームページ、開設しました。
ブログも始めます。
先ほどから、画面を前にして。
カーソルは規則正しく点滅、しかしそこから動きません。
いったい何を書いていいのやら。
筆が進まないと言うのか指が動かないと言うのか、いったい何を書けばいいのやら。
こういう時にはとりあえず、写真がありがたい。
その写真を選ぶとき、コマーシャルなどでは「3B原則(3B Law)」なるものが。
美人(Beauty)、動物(Beast)、子供や幼児(Baby)を使うと好印象を与えるそうです。
文書にも、そんな頭文字をとった原則があればありがたい。
これまでたくさんのブログやSNSの投稿文を読み、その都度、色々な感想や感情を抱いてきたのに。
いざ自分がとなると、なかなか書けないもの。
何を書こうかから、やがてどんな表現だとウケるのか、
どうすればおしゃれな感じになるのか。
女性ウケはどうすれば...........
いつしか、推し量っています。誰かと比べています。
.......く、く、くるしい。
「なむあみだぶつ」とのお称(とな)えは、「阿弥陀さまどうか私をお救い下さい」との気持ちです。
その阿弥陀とは、サンスクリット語でアミターユスとアミターバス、二つの意味をお持ちです。
アミターユスはアミタ・アーユス、アミタは無量、アーユスは寿命。つまり無量の寿命を持つ仏さま。
アミターバはアミタ・アーバ、アーバは光。つまり無量の光を持つ仏さまなのです。
そしてその無量とは「量れない」の意味。あるいは「量らない」とも解釈できるそうです。
阿弥陀さまを考えるうえで、この「量らない」はとても重要なこと。
私達は、つねに物事を量ります。
いくらあるのか、いい人か悪い人か、どっちが得なのか、などと量ったり、比較したりしてしまいます。
”量る”こと、あるいは“比べる”こと。
実はこれによって、苦しんだり、悲しんだりするのですね。
こうして苦しんでいるうちに、ブログが書けました。
ありがたい事です。
写真:大神神社「夏越の大祓い」茅の輪くぐり。